従業員に交付すべき雇用契約終了時の書類
雇用契約の終了時、雇用主は従業員に複数の必須書類を交付しなければなりません。これらの書類は、就労実績の証明、支払われた金額の確認、ならびに特に失業給付に関する権利の行使に役立ちます。
まとめ
- フランスでは、雇用主は従業員の退職日(退職日当日)に雇用契約終了時の書類を交付しなければなりません。
- 必須書類は3つです:就労証明書、精算受領書、France Travail(フランス・トラヴァイユ)向け証明書。
- 追加書類が必要となる場合もあります。特に、従業員貯蓄制度がある場合です。
- 交付が遅れたり不備があったりすると、紛争につながる可能性があります。
従業員に交付すべき書類は何ですか?
契約終了時、雇用主は従業員に次の書類を交付しなければなりません:
- 就労証明書。
- 精算受領書。
- France Travail(フランス・トラヴァイユ)向け証明書。
- 企業に従業員貯蓄制度がある場合は、その概要(総括)書。
これらの書類は、契約終了時に交付しなければならず、原則として予告期間の満了時に交付します。
精算受領書とは何ですか?
精算受領書は、契約終了時に従業員へ支払われるすべての金額をまとめたものです。具体的には、未払い賃金、賞与、有給休暇手当、該当する場合は解雇手当または予告手当などが含まれます。
書類の内容
この書類には、退職時点で従業員に実際に支払われた金額の詳細な一覧が記載されます。
従業員の署名
従業員は署名することも、署名を拒否することもできます。署名がなくても、金額の支払いは妨げられません。
異議申立ての期限
受領書に署名した場合、従業員は6か月以内に異議を申し立てることができます。署名がない場合は、通常の時効が適用されます(請求の性質により最長3年)。
精算受領書のひな形
精算受領書のひな形はService-Publicで入手できます。
就労証明書とは何ですか?
就労証明書は、契約終了の理由にかかわらず交付されます。従業員が職務経験を証明するために用いられ、次の事項が記載されます:
- 入社日および退職日。
- 従事した職務。
- それぞれの期間。
また、健康保険および就業不能・死亡等に備える保障(プレヴォワイヤンス)の継続について記載される場合もあります。この書類は中立的で、従業員に不利益となる内容であってはなりません。
就労証明書のひな形
就労証明書のひな形はService-Publicで入手できます。
France Travail(フランス・トラヴァイユ)向け証明書とは何ですか?
France Travail(フランス・トラヴァイユ)向け証明書は、従業員が失業給付の権利を行使するために不可欠です。従業員に交付し、France Travailにも送付しなければなりません。
この証明書は、予告期間の免除がある場合を含め、契約終了時に発行されます。従業員が直ちに失業給付を受けない場合でも、この書類は必須です。
France Travail(フランス・トラヴァイユ)向け証明書のひな形を確認する従業員貯蓄制度の概要(総括)書とは何ですか?
企業に従業員貯蓄制度がある場合、概要(総括)書を従業員に交付しなければなりません。
そこには、積み立てられた金額と対象となる制度が記載されます。
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